
バラの冬剪定、どこをどこまで切っていいのかわからなくて困っていませんか?
そもそも、バラの枝を切ることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、京阪園芸チャンネルの動画を基に、初心者でも失敗しない、四季咲き木立バラの冬剪定方法を5つの重要なポイントにまとめて解説します。
この記事を読めば、来年はあなたの庭でこれまで以上にたくさんの美しいバラの花を咲かせることができるでしょう!
目次
失敗しない!バラの冬剪定5つのポイント
バラの冬剪定は、翌年の開花を大きく左右する大切な作業
です。
なぜなら、バラは放っておくと上へ上へと伸びてしまい、見栄えが悪く、花付きも少なくなってしまいます。
また、古い枝が増えてくると、思うところから新しい芽が出にくくなるため、定期的な剪定が欠かせないのです。
温暖地では1月中旬~2月中旬の1カ月が剪定の適期です。
適切な時期に適切な剪定を行うことで、コンパクトで見栄えのいい樹型を保ち、毎年たくさんの花を咲かせることができます。
では早速、初心者でも安心して取り組めるように、基本的なポイントを押さえていきましょう。
1.【剪定の準備】葉っぱを取り払う
近年では、温暖化の影響で、葉が落葉しないケースが多くなっています。
落葉せず、休眠しないバラはあまりいい花が咲きません。
そのため、剪定作業の約1~2週間前にバラの葉をすべて取り除き、バラの休眠を促します。
葉を取り除くことで、葉についている害虫も取り除くことができます。
2.細い枝・枯れ枝・弱い枝は咲かない枝!すべて取り払いましょう
株の内側に向かって伸びている枝
や、細くて弱い枝
、枯れている枝
、交差している枝
、病気の枝
は、残しておいても、後々他の枝と絡み合ったり、咲かなかったりすることが多い枝です。
なので、このような枝はすべて、栄養のムダ遣い。
付け根から切り落としましょう。
3.赤い目の上で切る!赤い芽は芽吹きが良い!

赤い芽がある枝は生命力が強く、芽吹きやすいため、春に良い花を咲かせる傾向が高い
です。
剪定する際は、この赤い芽の上約5mmの位置を目安に切るようにしましょう。
4.枝の切り戻しはなるべく外芽の上で!
枝を剪定する際は、なるべく外側に向いた芽(外芽)の上で切るようにします。
外芽の上で切ることで、枝が外側に伸びていき、株の中心まで日当たりと風通しがよくなるので、花が咲いた時の見栄えが良くなります。
なお、枝を切り戻す時は赤い芽の上5mmほどの位置
で切りましょう。
5.剪定するときの目安は1/2~1/3切り戻すこと!
剪定する高さは、品種や樹形、その用途によって異なります。
地植えする場合、冬剪定は、一年間生育した高さから1/2~1/3ほど切り戻すのが一般的です。
また、なるべく樹形を整えることも大切です。
この冬剪定で株姿を整えると、春に咲くバラをバランスの取れた見た目の美しい株に育てることが出来ます。
よくある失敗例
枝を深く切りすぎた | 赤い芽の無い、古い枝まで切り下げてしまうと、花付きが悪くなったり咲かなくなってしまいます。 赤い芽の上で切るようにしましょう。 |
枝の切り口がギザギザ | 切り口がギザギザでは芽吹きが悪く、病気にもなりやすくなってしまいます。 よく切れるハサミで、滑らかな切り口を目指しましょう |
剪定時期が早すぎ・遅すぎた | 冬剪定を、早めの12月や遅めの3月に行うと、春に花が少なくなります。 遅くても2月中旬までには終わらせましょう |
これらの失敗を防ぐには、まずはよく切れるハサミをあらかじめ用意し、1月中旬~2月中旬になったら、控えめに剪定することがおすすめです。それでもバラは咲きますよ!
バラの冬剪定における重要なポイント まとめ
ポイント
- 葉を取って休眠を促そう
- 細い枝や弱い枝は栄養のムダ遣い!しっかり切り落とそう
- 赤い芽は春に良い花を咲かせてくれる可能性大!赤い芽の上で切ろう
- なるべく外側を向いた芽の上で切ると、見栄えの良いバラに♪
バラの冬剪定は、美しい花を咲かせるための大事な作業です。
この記事で解説した手順に沿って、冬剪定を行えば、初心者でも失敗することなく来年の春には、美しく多くの花を咲かせたバラの姿を楽しむことができるはずです。
YOUTUBEでさらに詳しくチェック!
京阪園芸チャンネルのYOUTUBEでは、さらに詳しく冬剪定の方法をご覧いただけます。
是非こちらも併せてチェックしてみてくださいね♪
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