バラの病気と害虫
バラの病気と害虫
最近のバラは病気や害虫に強く、育てやすくなりましたが、それでもちょっとしたきっかけでやられてしまうことがあります。
上手に防除するポイントは、まずバラをよく観察すること。これが早期発見につながり、ひいては”予防”にもつながります。
【閲覧注意】虫や病気の画像が出てきますので、苦手な方は注意してご覧ください。
チュウレンジハバチ
症状
幼虫・・・頭の黒っぽい光沢のある青虫で、若葉に群がって葉脈を残して食害します。
成虫・・・体長1.2cmほど。頭と羽根が黒く、腹部はオレンジ色をしています。成虫はバラを食害することはありませんが、メスは若枝に縦にスジを入れながら産卵管を刺しこんで産卵します。
発病時期
幼虫・・・6月~11月、2~3回発生。
成虫・・・4月~5月上旬、7月~9月
防除法
幼虫・・・大抵の殺虫剤で駆除できますが、対象薬剤としておすすめするのはハンドスプレータイプです。
人を刺すことはまずありません。薬剤では上記の薬剤を散布して駆除します。
コガネムシ類
症状
花にもぐり込み食害するのは小型種である体長1cmほどのハナムグリ。花も葉も食害するのは小型種のマメコガネ、大型種ではドウガネブイブイ、アオドウガネです。これらのコガネムシは、幼虫の時を地中で暮らし、1年近く根を食害するため植物を生育不良にさせ、甚大な被害を与えます。
発生時期
ハナモグリ、マメコガネ
成虫・・・4月~5月ごろ、幼虫・・・5月~翌年の3月ごろ。
ドウガネブイブイ、コガネムシ
成虫・・・6月~8月ごろ、カブトムシと同様に夜行性です。
幼虫・・・7月~翌年の6月ごろ。